「戦争によって傷ついたアフリカの村、そこに住む一人の子供の歌声が飢餓、孤児たち、エイズなどの問題を抱える国の将来を変えることができないだろうか。」

レイ・バーネットはそう考えた。人権保護活動家の彼は1984年にウガンダを訪れた。そのときひとりの少年の歌声に感動し、このような何千ものアフリカの子供たち一人一人の将来を変えるために働こうと思った。

アフリカで危険にさらされているこの子供たちが、いかに美しく尊厳と純粋さを持ち、才能にあふれているかということ、またそのことがアフリカ大陸に住む人々の希望になるということをレイは世界に示そうとした。

少年の歌声がアフリカンチルドレンズクワイヤーの始まるきっかけとなった。今日このクワイヤーは、アフリカにとどまらず各国の首脳や国家元首、有名人やキリスト教会など多くの人の感動を引き起こしている。

年を追うごとに活動は勢いを増していく

1984年最初のツアーが行われ、聴衆は魅了された。子供たちは活き活きとしたパフォーマンスによって、ウガンダを初めとするアフリカの国々の危険にさらされている子供たちを代弁する声となった。

最初のツアーで集まった収益と寄付金によって子供たちは教育を受けることができるようになった。それだけでなくウガンダ、カンパラ市にセンターを建設することができ、第2のクワイヤーはそのセンターの子供たちから選ばれた。

この話はそこで終わらない。クワイヤーは次から次へと生み出され、毎年送り出されていった。初期のクワイヤーは基本的にアメリカ、カナダ、イギリスをツアーした。ツアーの収益金とスポンサーシップのサポートは学校の設立、運営に使われ貧しい子供たちが教育を受けることに役立ってきた。

収益金、寄付金、クワイヤーの発展

1980年代から2000年以降もクワイヤーはツアーを続けてきた。そしてその収益、スポンサーシップや寄付金によって教育支援、さらには学校建設も数々なされた。。

2010年6月にはクワイヤーで各国をツアーをした子供は800人に上った。クワイヤーメンバーたちが集めた支援金によって彼らと同じような境遇にある何千人もの子供たちに教育の機会が与えられ、クワイヤーが彼らの希望の星となり続けている。

現在の活動

1984年の最初のグループ以来、大小さまざまな会場で演奏し、国際的に認められてきた。クワイヤーはこれまで下記の聴衆の前でアフリカの子供たちを代表して歌ってきた。

  • 大統領
  • 首相
  • ロイヤルファミリー
  • ライブ8と世界エイズデイで全世界の聴衆
  • アメリカンアイドルやジェイレノショー、またCNNなどのテレビ番組
  • ディズニーワールド
  • 映画ブラッドダイヤモンドのサントラ

クワイヤーの感動的な音楽はニューヨークのグラウンドゼロや、ハリケーンカトリーナの被災地ルイジアナとアラバマに希望と癒しをもたらした。

クワイヤーはこのように世界規模のステージでも大成功を遂げてきたが、各地の小さな会場でも希望のメッセージを伝える活動をしている。